【2024年最新!】新幹線のWi-Fiは無料?利用できる車両と接続方法!
長時間移動が想定される新幹線車内において、無料Wi-Fiによるインターネット接続ができると非常に便利です。
2024年現在、新幹線で提供されているWi-Fiサービスは無料で接続できるものがあり、インバウンドを含む多くの利用者に喜ばれています。
本記事では、新幹線車内で接続できるWi-Fiサービスについて、利用可能な車両や接続方法、セキュリティ対策に関する情報を詳しく紹介します。
これから新幹線を利用する予定がある人はぜひ参考にしてください!
新幹線で提供されているWi-Fi
新幹線車内で提供されているWi-Fiは、無料サービスと有料サービスがあります。
事前に契約が必要なものや、利用時間に制限が設けられているものなど、さまざまな種類があるため、乗車予定のWi-Fiを事前に確認しておきましょう。
【無料】Shinkansen Free Wi-Fi
- SSID:「Shinkansen Free Wi-Fi」
東海道・山陽・九州新幹線(東京~新大阪~博多~鹿児島中央駅間)にて無料Wi-Fiサービスを提供。
メールアドレスの登録または、SNSアカウントの登録で利用できます。
※Wi-Fiサービスが利用できる車両には、ステッカーが貼付けられています。
【ビジネス向け】S_Wi-Fi_For_Biz
- SSID:「S_Wi-Fi_For_Biz」
N700Sの7号車(S Work車両)
※東海道・山陽新幹線(16両編成)「のぞみ」、「ひかり」、「こだま」7号車(普通車指定席)
8号車(グリーン車)(東京~新大阪~博多間)にてWi-Fiを提供。
「Shinkansen Free Wi-Fi」約2倍の通信容量で、セキュリティ面に考慮した暗号化方式を採用しています。
メールアドレスの登録または、SNSアカウントの登録で利用できます。
【無料】JR-EAST FREE Wi-Fi
- SSID:「JR-EAST FREE Wi-Fi」
北陸新幹線E7系(東京~金沢間)にて無料Wi-Fiサービスを提供。
メールアドレスの登録で利用できます。
※Wi-Fiサービスが利用できる車両には、ステッカーが貼付けられています。
【無料】JR-WEST FREE Wi-Fi
- SSID:「JR-WEST FREE Wi-Fi」
北陸新幹線W7系(東京~金沢間)にて無料Wi-Fiサービスを提供。
メールアドレスの登録または、SNSアカウントの登録で利用できます。
※Wi-Fiサービスが利用できる車両には、ステッカーが貼付けられています。
【一部無料】キャリア提供のWi-Fi(au docomo)
au・docomoによって提供されているWi-Fiです。
接続するには事業者との月額登録やワンタイムプランに登録が必要。
利用できるWi-Fiサービスは次の通り。
- au
- au Wi-Fi SPOT
- 提供車両:「東海道新幹線・山陽新幹線・九州新幹線」
- 対象ユーザー:auに契約しているユーザー。
- Wi2 300
- 提供車両:「東海道新幹線・山陽新幹線・九州新幹線」
- 対象ユーザー:auに契約しているユーザーまたは、ワンタイムプラン(6時間350円〜)に登録することで利用可能。
- au Wi-Fi SPOT
- docomo
- d Wi-Fi
- 提供車両:「東海道新幹線・山陽新幹線・九州新幹線」
- 対象ユーザー:docomoユーザーに限らず、「dアカウント発行」「dポイントクラブ入会」「dポイントカード利用登録」で無料接続可能。
- d Wi-Fi
駅で提供されているWi-Fi
新幹線車内に限らず、一部のJR各駅でも無料のWi-Fiが提供されています。
新幹線改札口をはじめ、コンコース待合室付近で利用できるため、出発までの待ち時間に有効活用してみましょう。
【無料】JR-Central_FREE
- SSID:「JR-Central_FREE」
東海道新幹線(東京~新大阪)の各駅にて無料Wi-Fiサービスを提供。
各駅の新幹線改札口やコンコース待合室付近で利用できるほか、以下の在来線27駅でもWi-Fiに接続できます。
JR-Central_FREE サービス提供の在来線27駅 | |
---|---|
東海道本線 | 三島駅、沼津駅、富士駅、清水駅、静岡駅、掛川駅、愛野駅、浜松駅、豊橋駅、岡崎駅、刈谷駅、名古屋駅、岐阜駅 |
御殿場線 | 御殿場駅 |
身延線 | 富士宮駅 |
中央本線 | 金山駅、高蔵寺駅、中津川駅、南木曽駅、上松駅、木曽福島駅、奈良井駅 |
高山本線 | 下呂駅、高山駅、飛驒古川駅 |
紀勢本線 | 津駅 |
参宮線 | 伊勢市駅 |
※特急「ひだ」「南紀」の車内でも利用可能。
車内Wi-Fiと同様、メールアドレスの登録または、SNSアカウントの登録で利用できます。
新幹線車内 FREE Wi-Fiの接続方法
JRが提供する無料Wi-Fiに接続するには、メールアドレスやSNSアカウントによる認証が必要です。
SSID名 | 登録に必要なもの |
---|---|
Shinkansen Free Wi-Fi | メールアドレスまたはSNSアカウント |
JR-WEST FREE Wi-Fi | |
JR-EAST FREE Wi-Fi | メールアドレス |
auなどの携帯キャリアが提供しているWi-Fiと違い、個別の契約は必要ありません。
※駅で利用できるJR-Central_FREEも同様。
以下、接続手順を解説します。
新幹線 FREE Wi-Fi接続の手順
例として、東海道・山陽・九州新幹線(東京~新大阪~博多~鹿児島中央駅間)で提供されている、SSID「Shinkansen Free Wi-Fi」の接続手順を紹介します。
- 新幹線 FREE Wi-Fiの接続手順
- 接続したいデバイス(PC・スマホ・タブレットなど)のWi-Fiをオンにする
- Wi-FiのSSID一覧に「Shinkansen Free Wi-Fi」が表示されるまで待つ
- 「Shinkansen Free Wi-Fi」をクリック
- 待機、またはWeb検索などを行う
- FREE Wi-Fiの利用規約が表示される
- 内容を確認し、問題なければ「同意」する
- 「インターネットに接続する」をクリック
- メールアドレスやSNSアカウントでログイン認証を行う
- インターネット接続完了
以上が基本的な接続手順となります。
すぐにSSIDが表示されない時は、機内モードやWi-Fiのオンオフを繰り返し、再度確認してみましょう。
新幹線FREE Wi-Fiの利用制限
新幹線で利用できる無料のインターネットは公共Wi-Fiのため、接続時間や時間の制限が設けられています。
以下、JR提供のFREE Wi-Fiを中心に解説します。
接続時間の制限
JRが提供するFREE Wi-Fiの接続時間制限は以下の通りです。
SSID名 | 接続時間の制限 |
---|---|
Shinkansen Free Wi-Fi | 30分 |
JR-WEST FREE Wi-Fi | 3時間 |
JR-EAST FREE Wi-Fi |
利用時間が経過すると自動的に接続切断されますが、再度認証を行えば回数無制限で再接続が可能です。
接続速度の制限
新幹線で利用できるFREE WiFiの通信速度は、3〜10Mbps程度とされています。
一般的な通信キャリアの平均速度が100~130Mbps程度なので、高速通信ができるサービスとは言えません。
さらに、大量のデータ通信を行う接続(アプリのダウンロードや更新、高画質動画のストリーミング再生など)に対しては、「速度制限(128kbpsに制限)」が設けられています。
そのため、ある程度の通信を必要とする場合は、キャリアのデータ通信または、「S Wi-Fi for Biz」を提供してる「S Work車両」も検討しましょう。
「S Wi-Fi for Biz」
N700S、7号車(S Work車両)※東海道・山陽新幹線(16両編成)「のぞみ」、「ひかり」、「こだま」7号車(普通車指定席)
および、8号車(グリーン車)で提供されている「S Wi-Fi for Biz」では接続の時間制限がなく、Shinkansen Free Wi-Fi約2倍の通信容量で快適にインターネット接続を利用できます。
「S Work車両」の予約方法
インターネット予約(エクスプレス予約・スマートEX・e5489)や、JRのきっぷうりばで購入できます。
新幹線のFREE Wi-Fiに接続できない原因と対策
メールアドレスやSNS認証など、誰でも簡単に接続できる新幹線のWi-Fiですが、状況によって接続できないケースも見られます。
接続できない原因として挙げられるものは次の通り。
- Wi-Fiに接続できない原因
- 対応区間外に乗車している
- Wi-Fiがオフになっている
- ログイン認証ができていない
- 時間制限をオーバーしている
- トンネルなどを通過している
それぞれの対策を解説します。
対応区間外に乗車している
新幹線FREE Wi-FIは全ての車両・区間に対応しているわけではありません。
SSIDが端末に表示されない場合は、乗車車両・区間がFREE Wi-Fiサービスを提供していない可能性があります。
前述した「新幹線で提供されているWi-Fi」の内容をもとに、Wi-Fiのサービス提供有無を確認してみましょう。
Wi-Fiがオフになっている
接続したい端末の「Wi-Fi機能」がオンになっているか再度確認しましょう。
Wi-Fiを利用する際は端末のWi-Fi設定をオンにして、通信を遮断する機内モード(飛行機モード)が選択されていないかも合わせて確認します。
ログイン認証ができていない
Wi-Fiをオンにするだけではインターネット接続できません。
SSIDの選択後、JRの専用サイトでログイン認証が必要となるため、前述した「新幹線 FREE Wi-Fi接続の手順」の内容を確認しながらログイン認証を行いましょう。
時間制限をオーバーしている
JRが提供するFREE Wi-Fiサービスには利用時間の制限が設けられています。
連続して30分以上または、3時間の接続をすぎると自動的にWi-Fi接続が切断されます。
再び認証画面からログインすると接続できるため、途中で切断された場合は再度ログインを試みてみましょう。
トンネルなどを通過している
通信が不安定になりがちなトンネルなどを通過している際は、Wi-Fiに接続しにくくなります。
通過するまで待つか、キャリア契約のデータ通信があればそちらも試してみましょう。
また、時間帯や混み具合によっても繋がりやすさが異なるケースがあります。さまざまな条件で接続のコンディションは常に違うため、時間を置いて再接続を試みましょう。
以上、新幹線のFREE Wi-Fi接続ができない場合の「原因と対策」を紹介しました。
原因と対策をまとめると次の通りです。
- 新幹線のFREE Wi-Fiに繋がらない原因と対策まとめ
- 乗車区間のFREE Wi-Fiサービス提供有無を確認する
※Wi-Fiが提供されていない区間・車両もある - 端末のWi-Fi設定を確認する
※Wi-Fiのオン・オフや機内モードをチェック - ログイン認証ができているか確認する
※ログイン認証を完了させる - 利用時間制限を超えていないか確認する
※再接続を試みる - トンネルなど、周辺環境を確認する
※時間を置いて再接続を試みる
- 乗車区間のFREE Wi-Fiサービス提供有無を確認する
上記で解決しない場合は端末の再起動なども試してみましょう。
不要なキャッシュがクリアされ、接続のトラブルが解消される可能性があります。
新幹線FREE Wi-Fiのセキュリティ
新幹線などで提供されている公共Wi-Fiは、セキュリティ面において少し脆弱性があります。
- 主な接続リスク
- 個人情報漏洩
- ウイルス感染
- 端末の乗っ取り
公共Wi-Fiは簡単に接続できるため、安易に利用してしまいがちですが、注意点をしっかりおさらいしておきましょう。
新幹線 FREE Wi-Fiの注意点1:個人情報漏洩リスク
新幹線のFREE Wi-Fiは、通信が暗号化されていないことが多いため、個人情報が第三者に盗まれるリスクがあります。
例えば、乗車中にオンラインショッピングをしたり、仕事のメールを確認したりすると、ログイン情報やクレジットカード情報が悪意のあるユーザーに盗聴される危険性があります。
対策としては、重要な情報を入力する際にはVPNを使用するか、公共Wi-Fiでの入力を避けることが推奨されています。
新幹線 FREE Wi-Fiの注意点2:ウイルス感染リスク
乗車中に新幹線のFREE Wi-Fiを使ってインターネットを閲覧していると、接続しているデバイスにウイルスが侵入する可能性があります。
これによりデバイスがマルウェアに感染し、個人情報が盗まれたり、デバイスが正常に動作しなくなる恐れがあります。
端末にはセキュリティソフトをインストールし、常に最新の状態に保つことが重要です。
新幹線 FREE Wi-Fiの注意点3:端末の乗っ取り
新幹線のFREE Wi-Fiを利用することで、端末が乗っ取られるリスクも存在します。
接続中のデバイスに不正アクセスされることで乗っ取られるケースがあり、個人情報が漏洩するだけでなく、デバイスが犯罪に利用される危険性もあります。
公共Wi-Fiを利用する際にはファイアウォールを有効にし、不審なアクセスをブロックする設定を行うことが重要です。
公共Wi-Fiは便利ですが、セキュリティリスクを十分に理解し、適切な対策を講じることが重要です。
新幹線の旅を安心して楽しむためにも、以下の注意点を守り、安全にWi-Fiを利用しましょう。
新幹線FREE Wi-Fiの注意点
Wi-Fi自体のセキュリティ面に加え、接続サービスを利用する際に確認すべき項目を解説します。
安全と過信せず、一つづつ確認してリスクを最小限に減らしましょう。
偽物に注意!SSIDの確認
新幹線のWi-Fiを利用する際には、正しいアクセスポイントに接続することが重要です。
新幹線の公式アクセスポイントには、車内案内やステッカーなどにSSID(Wi-Fiネットワークの名前)が表示されているので、必ず公式のSSIDを確認してから接続しましょう。
類似するSSIDに要注意!
URLの「https」を確認
インターネットに接続する際には、URLの冒頭が「https」で始まっていることを確認しましょう。
httpsによる通信は、データが暗号化されて送受信されるため、「http」に比べて安全性が高まります。
ブラウザのアドレスバーに鍵マークが表示されていることも確認し、安全な通信接続を心掛けましょう。
httpsであっても、公共Wi-Fiにおける個人情報の入力は注意!
新幹線のWi-Fiを安全に使うには?
前述したように、新幹線などで提供されている無料の公共Wi-Fiは、セキュリティの面で注意すべき点が多くあります。
しかし、無料かつ誰でも気軽に接続できる公共Wi-Fiは多くのユーザーにとって便利なサービスです。
以下のポイントを抑えてリスクを最小限にしつつ、できるだけ安全に使うための対策を解説します。
- 新幹線のWi-Fiを安全に利用するポイント
- VPN(Virtual Private Network)の利用
- VPNを使用すると、通信が暗号化され、第三者からの盗聴を防ぐことができます。
- セキュリティソフトの導入
- 最新のセキュリティソフトをインストールし、定期的に更新することで、不正アクセスやマルウェアからデバイスを保護します。
- 重要な取引は避ける
- ネットショッピングや銀行取引など、重要な個人情報を扱う操作は、公共のWi-Fiを利用している時には控えることをおすすめします。
- VPN(Virtual Private Network)の利用
VPNとは?
VPN(Virtual Private Network)は、インターネット上での通信を暗号化し、安全性を高める技術です。VPNを利用することで、自分の通信が第三者に盗聴されたり、改ざんされたりするリスクを低減できます。
公共Wi-Fiを介したインターネット接続でもプライバシーが守られ、セキュリティが強化されます。
VPNの設定
VPNの設定は簡単に行うことができます。
設定はデバイスやOSによって異なるため、一般的なVPN設定の手順の例を紹介します。
- VPN設定の手順例
- VPNサービスを選択
- 信頼できるVPNサービスを選び、公式サイトからアカウントを作成。
- アプリ(ソフト)のインストール
- 選択したVPNサービスのアプリ(ソフト)をダウンロードし、デバイスにインストール。
- ログイン
- 作成したアカウントでログイン。
- 接続するサーバーを選択
- 利用するサーバーを選び、接続ボタンを押します。通常、自動的に最適なサーバーが選択されます。
- 接続完了
- 接続が完了するとインターネット通信が暗号化され、VPN経由で接続ができます。
- VPNサービスを選択
公共Wi-Fiの接続後は、必ずWi-Fiをオフにする習慣をつけましょう!
まとめ
長距離移動の新幹線車内において、キャリアの通信制限を受けている端末や、キャリア契約をしていないユーザーにとって無料提供されるWi-Fiサービスは便利。
X(旧Twitter)やInstagram、FacebookといったSNS更新やWebサイト閲覧、メール送受信や低画質のYoutube視聴などはスムーズに行えます。
利用できる車両や接続方法を理解し、セキュリティ面を考慮しながら快適なインターネット環境を楽しみましょう!
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