コンセントにさすだけのWi-Fi?ホームルーターの魅力を解説!
コンセントにさすだけで使えるWi-Fi機器は「ホームルーター」と呼ばれ、特別な工事を必要とせず、電源を入れるだけでインターネットに接続できる便利な通信機器です。
ポケットWi-Fiといったバッテリー内蔵の充電式モバイルWi-Fiと異なり、固定回線に近い安定した通信を提供するのが特徴。特に、引っ越しが多い方や短期間でインターネット環境を整えたい方にとっては魅力的な選択肢となっています。
今回は、固定の光回線や持ち運びに便利なモバイルWi-Fiと比較しながら、ホームルーターの特徴や魅力を紹介します。
契約の流れや注意点、メリットやデメリットについても解説するので、新たにインターネット回線を契約する際に悩んでいる人はぜひ参考にしてください!
【特徴】コンセントにさすだけで使えるホームルーターとは?
コンセントにさすだけで使えるホームルーターは、手軽にインターネット接続を開始できる便利なWi-Fi機器です。
接続に必要なのはコンセントのみなので、工事不要で導入できるのが最大の特徴。「置くだけWi-Fi」「おうちWi-Fi」「置き型Wi-Fi」とも呼ばれ、接続作業が苦手な人でも簡単に使えるのが人気を集めています。
引っ越しや新生活を始める際にも素早くインターネット環境を構築できるため、固定回線のような工事の日程調整が不要な点が魅力です。
ホームルーターの仕組みと対応端末
ホームルーターは主にモバイル通信回線を利用してインターネットに接続し、その接続をWi-Fiネットワークとして家庭内に提供します。
通常、ホームルーターにはSIMカードが挿入されており、これを介してキャリアの4Gまたは5Gネットワークにアクセス。ホームルーターは基地局からの信号を受信し、Wi-Fi信号として各種デバイスに送信します。
この仕組みにより、従来の固定回線を使用せずにインターネット接続を提供。工事不要で簡単に設置できるのが特徴です。
主な対応端末
- スマートフォン
- タブレット
- ノートパソコン/デスクトップPC
- スマートTV
- ゲーム機
- IoTデバイス など
固定回線やモバイルWi-Fi同様、Wi-Fi接続に対応したデバイスであれば問題なく接続できます。
ホームルーターのインターネット通信は、スマホと同様にモバイル回線を利用した接続なため、4G回線が一般的です。
昨今はより高速な通信を実現した「5G対応のホームルーター」も登場しているため、5G対応機器の特徴を解説していきます。
【メリット】5G対応ホームルーター
工事不要でスピーディーにネット環境を構築できる便利なホームルーターは、5G対応のホームルーターは通信速度が速く、固定の光回線に代わって満足度の高い選択肢となっています。
高速通信に対応する5Gホームルーターのメリット
- 4Gと比較して通信速度が約2倍
- 同時接続できる台数が増える
- 5Gだけでなく、4G通信にも対応
工事不要で5G対応の高速な通信環境を導入できるのは大きな魅力です。それぞれメリットを順番に解説します。
4Gと比較して通信速度が約2倍
5Gホームルーターは、従来の4Gルーターと比べて通信速度が約2倍以上速いため、大容量データのダウンロードや高画質の動画ストリーミング、オンラインゲームなどもストレスなく楽しめます。
さらに、データのアップロード速度も向上するため、大きなファイルの送信やクラウドサービスの利用もスムーズに行えるのが大きなメリットです。
同時接続できる台数が増える
5G対応のホームルーターは同時接続可能なデバイスの台数が増加しているため、スマホやタブレット、PC、IoTデバイスなど、家庭内で多くの機器を同時接続しても速度や安定性が損なわれにくくなっています。
オンラインゲームやリモート会議など、リアルタイム性が求められる通信でも安定して接続できるのも魅力。
家族全員が異なるコンテンツを同時に楽しみつつ、IoT家電の利用にも対応する快適なネットワーク環境を構築しやすくなります。
5Gだけでなく、4G通信にも対応
5Gホームルーターは最新の5G通信に加えて、4G通信にも対応しているため、5Gエリア外でも安定したインターネット接続が可能です。
エリアに関係なく、5G回線が整備されていない地域や屋内でも4G通信に自動的に切り替わるため、接続の途切れを心配することなくインターネット接続ができます。
そのため、将来的に5Gエリアが拡大されても引き続きルーターを利用できるのがメリットです。
Wi-Fi端末の種類
ホームルーターを提供している主なサービスは次のとおりです。
主な提供サービス
- WiMAX
- ドコモ home 5G
- ソフトバンクエアー
- Rakuten Turbo
それぞれホームルーターとしての仕組みは同じですが、回線や料金などが異なります。
以下、各社の契約プラン(料金)と通信速度などを紹介します。
ホームルーターの契約プランと料金
それぞれの最新機種と通信キャリア、料金は次のとおりです。
ホームルーター 最新機種 | キャリア | 月額料金(税込) | 端末代金(税込) 分割サポート | 手数料(税込) |
---|---|---|---|---|
カシモWiMAX Speed Wi-Fi HOME 5G L13 | au | 初月1,408円 ※翌月以降:4,818円 | ・一括払い:27,720円 ・770円/月割引(最大36ヵ月間) | 3,300円 |
ドコモ home 5G HR02 | docomo | 4,950円 | ・一括払い:71,280円 ・基本料金より1,980円/月割引(最大36ヵ月間) | 3,850円 |
ソフトバンクエアー Airターミナル5 | SoftBank | ・24ヵ月目まで:2,970円 ・25ヵ月目以降:5,368円 | ・一括払い:71,280円 ・基本料金より1,980円/月割引(最大36ヵ月間) | 3,300円 |
Rakuten Turbo Rakuten Turbo 5G | 楽天モバイル | ・6ヶ月目まで:866円 ※7ヵ月目以降:4,840円 | ・41,580円 ・分割サポートなし | 3,300円 |
ホームルーターを比較するうえで、特に重視すべきなのが運用コストです。
基本料金だけでなく、ホームルーター本体の料金もあわせてどのくらいの出費になるか把握しておきましょう。
端末代金は一括で購入するか、分割で購入するか選べるものが多く、Rakuten Turbo以外は分割36回で実質端末代金無料になるプランが用意されています。
また、随時キャッシュバックキャンペーンを実施しているサービスもあるため、支払い総額と合わせて公式サイトやSNSなどを確認してみましょう。
ホームルーターの通信速度
メーカー公表の接続速度や通信規格、最大接続数は次のとおりです。
ホームルーター 最新機種 | 上り | 下り | 通信規格 | 最大接続可能数 |
---|---|---|---|---|
カシモWiMAX Speed Wi-Fi HOME 5G L13 | 286Mbps | 4.2Gbps | ・4G/5G ・4G LTE ・WiMAX 2+ | ・Wi-Fi:32台 ・有線LAN:2台 |
ドコモ home 5G HR02 | 218Mbps | 4.2Gbps | ・4G/5G ・4G LTE | ・Wi-Fi:64台 ・有線LAN:2台 |
ソフトバンクエアー Airターミナル5 | 非公開 | 2.1Gbps | ・4G/5G ・4G LTE | ・Wi-Fi:128台 ・有線LAN:2台 |
Rakuten Turbo Rakuten Turbo 5G | 218Mbps | 2.1Gbps | ・4G/5G ・4G LTE | ・Wi-Fi:128台 ・有線LAN:2台 |
各社とも4G/5G回線が利用できますが、WiMAXのHOME 5G L13では独自回線「WiMAX 2+」が利用できます。
その他、表にしてみると接続台数や速度に差があるように見えますが、実際の数値は利用する環境やエリアによってさまざまです。
特に通信速度は「ベストエフォート型」と呼ばれ、通信技術規格上の最大値であることを意識しましょう。
実際の通信速度を示すものではないため、通信環境やネットワークの混雑状況に応じて変化し続ける点に注意しましょう。
平均的な速度比較
さきほど紹介したホームルーターは全て5G対応となっています。
4Gと比較して通信速度に大きな差があるため、将来の対応エリア拡大を見込んで5G対応端末を検討するのがおすすめです。
前述したベストエフォート型の通信となるため、速度比較は目安となりますが、全国で利用しているユーザーの平均速度で比較すると以下のような差がみられます。
ルーターモデル | 測定件数 | 平均Ping値 (応答速度) | 平均ダウンロード 速度 | 平均アップロード 速度 |
---|---|---|---|---|
WiMAX Speed Wi-Fi HOME 5G L13 | 7269件 | 45.46ms | 175.47Mbps | 29.08Mbps |
ドコモ home 5G HR02 | 128116件 | 46.98ms | 167.47Mbps | 19.4Mbps |
ソフトバンクエアー Airターミナル5 | 8183件 | 42.97ms | 134.05Mbps | 11.18Mbps |
Rakuten Turbo Rakuten Turbo 5G | 1401件 | 53.19ms | 100.29Mbps | 38.23Mbps |
※2024年7月調査時点
インターネットを快適に使うための回線速度は、Webサイト閲覧であれば5〜10Mbps程度、動画閲覧であれば10~20Mbps、オンラインゲームは30〜100Mbps程度あれば概ね快適に接続できるとされています。
もうひとつの指標として「Ping値」があり、通信の応答速度を示したものです。
Ping値の理想値は、サイトの閲覧や動画視聴で31〜50ms。一般的なオンラインゲームでは30ms程度までが目安とされています。
繰り返しとなりますが、通信速度の値は環境や地域によって異なるため、大まかな目安として参考にしてみましょう。
ホームルーターの選び方
ホームルーターを選ぶ際は以下のポイントに注目することで、目的や料金に合った最適なルーターを選べます。
5Gだけでなく、4G通信の対応エリアも事前によく確認しておきましょう。
ホームルーターを選ぶ際のポイント
- 対応エリア
- 通信速度
- 価格と月額料金
対応エリア
4G通信は多くのエリアで対応していますが、5G通信は都心部を除く地域で対応していない場合があります。
ホームルーターを利用しても、回線が対応していない地域ではインターネット接続できないため、4G通信含めてキャリアの公式サイトから確認してみましょう。
通信速度
パソコンやゲームなど、大容量のデータ通信が想定される自宅のインターネット接続では、通信速度の速さが特に重要です。
5G対応のホームルーターを選ぶとより高速な通信が可能になるため、特に理由がない場合は5G対応の機器を選択するのがおすすめ。
前述したとおり、現状で周辺地域が5G対応していなくても将来的にエリア拡大される可能性も考慮しておきましょう。
価格と月額料金
ホームルーターの月額料金や本体購入費用も重要なポイントです。初期費用や月々のコストが予算内で収まるかどうかを確認し、費用対効果を比較しましょう。
分割払いで端末代金実質無料になるプランや、キャッシュバックキャンペーンを実施しているサービスもあるため、利用したい年数と割引サービスを照らし合わせることがコツです。
ホームルーターの導入手順
ホームルーターは、工事不要で面倒な手続きが一切不要なのが最大の魅力です。
以下、カシモWiMAXを例に契約の流れを紹介します。
契約から利用開始までの流れ
例:カシモWiMAX
- 公式サイトから申し込みを行う
- ホームルーターとSIMカードが届くまで待つ
- 機器を受け取り、SIMカードを本体に挿入する
- コンセントにさしてインターネット接続開始
工事不要なため、申込から利用開始まではシンプルな流れで完結します。インターネット接続が初めての人や、引越しなどで時間をかけたくない人にとって便利なサービスとなっています。
以下、サービスごとの特徴を簡単にまとめました。これまでの内容を参考に、気になるサービスがあればぜひ検討してみましょう。
カシモWiMAX
契約期間の縛りがなく、3年間の分割払い形式なら端末代も実質不要というお得なサービス体系が最大の特徴です。初月1,408円で、2ヶ月目以降も4,818円で利用できる安さも魅力。初期費用は事務手数料の3,300円のみです。
また、カシモWiMAXはauスマートバリューの対応プロバイダでもあり、auのスマホを使用している場合、毎月永年1,100円の割引が受けられます。
支払い方法はクレジットカード決済のみで、初月の料金は日割り計算されないため、契約は月末を避けて行うとお得です。
通信速度もWiMAXの強みを活かして高速かつ、コンパクトサイズの端末になっているのも特徴です。
ドコモ home 5G
ドコモ home 5Gの月額料金は4,950円(税込)で、他社のホームルータープランより少し高めの設定です。
しかし、ドコモのスマホユーザーであれば、ドコモ home 5Gを契約することで、スマホ料金が月々最大1,100円割引されるセット割を利用できるメリットがあります。ホームルーター自体の料金が割引されるわけではありませんが、全体の通信費を抑えられるので、ドコモユーザーは積極的に活用してみましょう。
端末代金は71,280円と高めですが、分割払いを選ぶと割引が適用されて、実質無料になる点も見逃せません。初期費用を一気に抑えられるのは大きな魅力です。
ソフトバンクエアー
契約期間の縛りがなく、36ヶ月分割払いの選択で端末本体代金(71,280円)が実質無料になるお得なプランが用意されています。
24ヵ月目までは2,970円、25ヵ月目以降は5,368円と、月額費用は高めです。
ソフトバンクエアー契約者がSoftBank携帯の対象プランに契約していると、「おうち割光セット」の適用によって最大1,100円が携帯電話の月額から割引されます。
また、Y!mobile携帯の対象プランに契約している場合も同様に、「おうち割光セット(A)」が適用されて、最大1,650円が携帯電話の月額から割引される点も注目です。
Rakuten Turbo
月額料金は6ヶ月目まで866円、7ヵ月目以降は4,840円のホームルーターサービスです。月額料金にくわえて、初期費用で事務手数料が3,300円、41,580円の端末代金が必要です。
他のサービスと異なるのが、端末代金を分割払いにすることで、実質無料になるプランが用意されていないところ。
楽天のスマホを利用しているユーザーであればポイントの還元を受けられたり、ポイントで利用料金を支払いできるのはメリットです。
また、月額料金の口座振替にも対応しているため、支払い方法の選択肢が多いサービスともいえます。
ホームルーターのメリットとデメリット
便利なホームルーターのメリットをおさらいしつつ、理解しておくべきデメリットについても紹介します。
これらを納得した上で、申し込みを検討しましょう。
メリット
- データ容量を気にせず接続できる
- 設置場所自由で工事不要
- 届いたらすぐに使える
デメリット
- 光回線には通信品質・速度が劣る
- 通信制限の可能性がある
【メリット1】データ容量を気にせず接続できる
通信制限を気にせず接続できるのがホームルーターの魅力です。
基本料金内で※容量無制限で利用できるため、ポケット型モバイルWi-Fiなどにみられる通信制限がありません。
そのため、スマホやPCだけでなく、Iot家電を含めた複数台同時接続のメリットも最大限に活かせます。
※機種や回線によっては通信制限がかかったり、時間帯で通信速度の制限がかかるものがあります。諸条件はサービス・プランごとに異なるため、契約前に確認しておきましょう。
【メリット2】設置場所自由で工事不要
自宅のコンセントにさすだけでインターネット接続できるのがホームルーターの特徴。
固定の光回線にみられる工事が不要なため、導入するまでの時間は圧倒的に短縮できます。
引越しや転勤に伴う環境の変化があっても、すぐに対応できるのは大きなメリット。
置き場所も自由に選べるほか、開通工事に対応していないアパートやマンションでは特に人気を集めています。
【メリット3】届いたらすぐに使える
光回線のような工事が不要なホームルーターは、最短翌日から3日程度で利用開始できるスピード対応が魅力です。
ルーターは通常の宅配荷物を受け取るだけで完了するため、工事立ち会いの日程調整も不要。
ホームルーターはスマホと同じモバイル回線を利用しているため、電波が広範囲に対応しているのも特徴です。
工事不要で利用開始もスムーズ、ホームルーターは簡単な手続きと設置のみで接続できるのが大きな魅力です。
以下、デメリットを解説します。
【デメリット1】光回線には通信品質・速度が劣る
工事不要でお手軽にネット環境を整えられる反面、通信品質や速度の面では光回線に劣ります。
5G通信に対応している環境で、一般的な用途ではストレスなく接続できますが、PCで大容量のデータをやりとりする業務や、通信タイムラグが気になる最新のオンラインゲームをプレイする際はより安定性のある光回線の検討がおすすめです。
【デメリット2】通信制限の可能性がある
基本的に容量無制限のホームルーターですが、場合によっては接続制限がかかるケースがあります。
制限は数時間から数日で解除されることが多いですが、制限がかかる理由はさまざま。一定期間で通信容量を使いすぎた場合や、回線の混雑状況によって制限されることが多いようです。
一定時間内で連続して大容量の通信を行うなど、契約前に利用シーンを想定しながら検討する必要があります。
ホームルーターはすぐにネット環境を構築したい人には理想的な選択肢です。
サービスを選ぶ際、ホームルーターはどんな人におすすめなのか?ケースごとに紹介します。
ホームルーターはこんな人におすすめ!
ホームルーターを検討している人に向けて、どんな人におすすめなのかまとめてみました。
ネット環境が簡単に整えられるだけでなく、さまざまな利点があるため、契約前に参考にしてください。
こんな人におすすめ
- 工事や設置作業が苦手な人
- 引っ越しや転居が多い人
- 契約の縛りや解約手数料が気になる人
工事や設置作業が苦手な人
はじめてインターネット環境を導入したい人にとって、ホームルーターは工事不要で設置できてとにかく簡単です。
コンセントにさすだけで利用できる手軽さは大きな魅力。
工事のスケジュール調整も必要ないため、煩わしさから解放されるのはホームルーターならではといえます。
引っ越しや転居が多い人
工事不要で利用できるため、引っ越し先でもすぐにインターネット接続が開始できます。
引っ越しのたびにプロバイダーとの契約変更や工事の手間を省き、スムーズにインターネット接続を開始できるのが大きな魅力です。
継続利用でも引っ越し先に持ちこんでそのまま使えるため、急な転勤などに対応しているのは嬉しいメリット。
最初に登録した住所以外で使用することが禁止されているサービスもあるため、事前に必ず確認して利用しましょう。
契約の縛りや解約手数料が気になる人
多くのホームルーターサービスは契約期間が短く、または縛りが少ないため、長期契約による追加費用の心配がありません。契約の自由度が高く、必要に応じてプランを変更しやすいのも魅力です。
固定回線では解約時に手数料が発生する場合がありますが、ホームルーターでは解約手数料が発生ないことが多いです。契約変更や解約がスムーズに行えるため、急な引っ越しやプラン変更にも対応しやすい点も魅力です。
【対策】通信速度が遅いと感じたとき
実際に利用する差はホームルーターの通信速度が遅いと感じるケースもありますが、通信環境の問題やデバイスの設定が原因であることが多いため、以下で紹介する方法を試してみると速度改善につながります。
どの方法も手軽に実施できるものばかりなので、活用してみてください。
実際にホームルーターを導入した後でも参考になるはずです。
通信速度を最大化するコツ
- 機器を再起動する
- 窓際に設置する
- 周波数帯を5GHzにする
- 同時接続する台数を減らす
- 有線接続する
- 4Gに接続する
順番に解説します。
機器を再起動する
再起動は通信速度を改善するのに最も基本的な手段です。
ホームルーターは長時間使用すると処理能力が低下する場合があります。再起動することでメモリがリセットされ動作がスムーズになり、速度低下や接続不良の原因を防げます。
再起動は週に一度程度、定期的に行うのがおすすめです。
窓際に設置する
ルーターを窓際に設置することで、外部からの電波をより強く受信できます。
特に5G電波は直進性が強く障害物に弱いため、窓際に置くことで電波の受信感度を向上させ、通信速度を高められます。
また、可能な限り高い場所に設置するのもおすすめです。
周波数帯を5GHzにする
ルーターの周波数帯を2.4GHzから5GHzに切り替えることで、場合によって高速な通信が可能になります。
5GHz帯は2.4GHz帯と比べて他の通信機器と干渉が少ないのが特徴。ただし、5GHzは障害物を通り抜けにくいため、ルーターと端末が離れすぎないように配置を工夫する必要があります。
同時接続する台数を減らす
ホームルーターに接続されるデバイスが多いと、各デバイスに分配される帯域幅が狭くなり、速度が低下する可能性があります。
使用していないデバイスのWi-Fiをオフにするか、接続数を制限することで、通信速度の向上が期待できます。
ホームルーターが同時接続台数の範囲内であっても、同時接続台数が少ない方が安定性が高まることを意識して運用しましょう。
有線接続する
有線接続は無線接続に比べて安定した高速通信が可能です。
PCやゲーム機といった大容量の通信をする機器は、可能な限り有線接続するのがおすすめ。
LANケーブルを使用することで、ルーターからの距離に関係なく一定の速度を確保できるメリットがあります。
4Gに接続する
場所や状況によって5G接続が不安定な場合、4Gに切り替えることも一つの方法です。
4Gはエリアカバー率が高く、安定した接続が期待できるため、5Gがうまく繋がらない際の代替手段として活用できます。
特に郊外や電波が届きにくい場所では、4Gを利用することでスムーズなインターネット接続を維持できます。
接続が不安定な場合は5G提供エリアを再確認し、自宅が提供エリアギリギリの場合は4G接続で運用するのがおすすめです。
まとめ
コンセントにさすだけで使えるホームルーターは、工事不要で接続できる手軽さと5G通信による高速接続が魅力です。
動画のストリーミングやオンラインゲームも快適に楽しめるだけでなく、在宅勤務やオンライン授業など、さまざまなシーンで便利に活用できます。
サービスごとの違いを理解し、自分にあったホームルーターを検討してみましょう。
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