ケーブルテレビのインターネット評価は?光回線との違いも解説
ケーブルテレビのインターネット回線をご存知でしょうか。ケーブルテレビが提供しているインターネット回線ですが、通信速度や料金が気になるポイントです。
また、光回線との違いも気になる方もいるでしょう。ケーブルテレビのインターネットは、光回線と違ったメリットやデメリットがあります。
そこで本記事では、ケーブルテレビのインターネットについて、特徴やメリットなどを解説しています。おすすめのテーブルテレビ局も紹介しているため、インターネット回線の契約を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
ケーブルテレビと光回線の違いについて
ケーブルテレビのインターネット回線と、光回線にはどのような違いがあるのでしょうか。そもそも、ケーブルテレビのインターネット回線がどのようなものか知りたい方もいますよね。
2つの違いを知った上で契約をした方が、後悔する可能性を減らせます。ここでは、ケーブルテレビの特徴と、2つの違いを解説します。
そもそもケーブルテレビのインターネットとは?
ケーブルテレビは、居住地域のケーブルテレビ局から、同軸ケーブルと光ファイバーケーブルを使ってインターネットへ接続します。光回線の対象外エリアでも、インターネットが利用できます。
そのため、住んでいる地域が光回線の対象外だった場合、ケーブルテレビのインターネットを契約するのも1つの方法です。また、テレビアンテナがない建物や電波の届きにくい地域でも利用できるのが大きな特徴です。
さらに、インターネット回線を契約すれば、ケーブルテレビの番組も視聴できます。ケーブルテレビの番組と、インターネットをどちらも楽しみたい方にはおすすめです。
通信速度に違いがある
ケーブルテレビのインターネットと、光回線の大きな違いは通信速度です。2つはインターネット回線の提供方法も違いがあり、それが通信速度にも影響しています。
光回線の通信速度は、上りと下りどちらも1Gbpsが一般的です。事業者によって異なりますが、5Gbpsや10Gbpsに対応しているプランも存在します。
一方でケーブルテレビは、上り10Mbpsで下り320Mbpsが最大通信速度のプランも少なくありません。Gbpsは数値が高いほど、通信速度が速いことを表します。
ケーブルテレビでも1Gbpsのプランはありますが、通信速度で見ると光回線の方が優位です。ただし、利用者のデータ通信量によって快適な通信速度が異なるため、ケーブルテレビで十分な場合もあります。
- ケーブルテレビの仕組み
- ケーブルテレビ局から変換機までは光ファイバーケーブル、変換機から自宅までは同軸ケーブルを繋いでいる
(自宅まで光ファイバーケーブルを提供している事業者も存在する) - 同軸ケーブルを使用することで、通信速度が落ちやすい
- ケーブルテレビ局から変換機までは光ファイバーケーブル、変換機から自宅までは同軸ケーブルを繋いでいる
- 光回線の仕組み
- 局舎から自宅まで光ファイバーケーブルで繋ぐため、通信速度が落ちにくい
ケーブルテレビのインターネットを利用するメリット
ケーブルテレビのインターネット回線には、光回線にはないメリットがあります。ケーブルテレビの主なメリットは、下記のとおりです。
- テレビアンテナがなくても番組の視聴ができる
- 光回線に対応していない地域でも利用できる
- プロバイダ業者との契約が必要ない
これらのメリットについて、1つずつ解説していきます。
テレビアンテナがなくても番組の視聴ができる
ケーブルテレビは、もともと番組視聴がメインのサービスです。そのため、インターネット回線だけではなく、様々な番組を視聴できる点がメリットと言えます。
また、ケーブルテレビは、アンテナのない住宅でも番組視聴ができます。通常、BSやCS放送はテレビアンテナがないと視聴ができません。
また、周りの環境や天候によっては、電波が安定しない可能性があります。一方で、ケーブルテレビはアンテナが不要なので、環境や天候に左右されにくいです。
そのため、テレビの番組視聴とインターネットをどちらも楽しみたい方におすすめの回線です。
光回線に対応していない地域でも利用できる
光回線は、通信速度の速さがメリットですが、対応しているエリアに限りがあります。それに比べてケーブルテレビは、対応エリアが広いため、山間部でもインターネットが利用できる可能性が高いです。
また、光回線は利用するために工事が必要です。しかし、ケーブルテレビは工事が不要なので、工事ができない住宅でも利用できます。
工事が必要ないため、申し込みをすれば希望日からすぐに利用できる点はメリットの1つです。光回線の対象外エリアでも、インターネット回線を諦める必要はありません。
ケーブルテレビであれば利用できる可能性があるため、一度確認してみましょう。
プロバイダ業者との契約が必要ない
ケーブルテレビ以外のインターネット回線は、プロバイダの同時契約が必要です。しかし、ケーブルテレビはプロバイダも兼ねているので、別途契約が必要ありません。
月額料金も回線とプロバイダで合算されていることが多いため、管理がしやすいです。プロバイダ業者を探す必要もなく、手間が省けます。
プロバイダ業者を別で探すのが手間だと感じる方には、ケーブルテレビのインターネット回線がおすすめです。
ケーブルテレビのインターネットを利用するデメリット
ケーブルテレビのメリットを紹介しましたが、デメリットも存在します。デメリットも確認しておかないと、契約後の後悔に繋がります。
ケーブルテレビのデメリットは、下記のとおりです。
- 通信速度は光回線よりも劣る
- 光回線よりも月額料金が高くなる場合が多い
- 地域によって選択肢が限られる
これらのデメリットについて、1つずつ解説していきます。
通信速度は光回線よりも劣る
ケーブルテレビは、番組視聴がメインのサービスです。そのため、インターネット回線を利用するには、同軸ケーブルと光ファイバーケーブルを併用する必要があります。
同軸ケーブルは送受信できるデータ量が少ないため、通信速度が落ちやすいです。反対に、光ファイバーケーブルのみを使用している光回線は、データ量が落ちることもなく、通信が安定します。
オンラインゲームや動画視聴で、通信速度を重視している方には光回線の方がおすすめです。
光回線よりも月額料金が高くなる場合が多い
ケーブルテレビは、インターネット回線とテレビ視聴の料金が合わさって請求されます。そのため、月額料金が光回線より高額になりやすいです。
セット割引のあるケーブルテレビもありますが、基本料金は複数のサービスを合計した金額になっているため注意してください。
インターネットの利用がメインで、あまり番組の視聴をしない方には向いていません。ほとんどテレビ番組の視聴をしない場合は、光回線など単体の契約の方がおすすめです。
地域によって選択肢が限られる
ケーブルテレビは、光回線と違って地域によって加入できる事業者が異なります。特定の地域にだけサービスを提供しているケーブルテレビも少なくありません。
そのため、料金やプラン内容で魅力を感じても、居住地域で対応していなければ利用できない点がデメリットです。ケーブルテレビの契約を検討している方は、まず居住地域で対応している局を確認しましょう。
また、サービス内容を局によって異なるため、しっかり確認することが大切です。
ケーブルテレビと光回線はどちらがおすすめ?
ここまでケーブルテレビと光回線の違いや、メリットなどを紹介しました。では、いったいどちらで契約すればよいのでしょうか。
ケーブルテレビと光回線はそれぞれ特徴が異なるため、おすすめできる人にも違いがあります。ここでは、それぞれおすすめな人の特徴を解説します。
自分はどちらが向いているのか知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
ケーブルテレビがおすすめな人
ケーブルテレビは、地上波以外のテレビ番組を視聴して、なおかつインターネットも楽しみたい方におすすめです。ケーブルテレビは、特定の地域に特化していることが多いです。
そのため、ケーブルテレビで放送される番組は、ローカル情報も発信しています。居住地域のローカル情報を得たい方には、ケーブルテレビの方が向いていると言えます。
また、動画視聴やオンラインゲームをせず、通信速度を重要としていない方もケーブルテレビがおすすめです。さらに、ケーブルテレビはアンテナが不要なので、電波が届きにくいエリアの方も利用できます。
光回線がおすすめな人
光回線は、通信速度を重視している方や、オンラインゲームなどでデータの通信量を多く使う方におすすめです。また、現在のインターネット回線で、通信速度に不満がある方は光回線を検討してください。
さらに光回線は、複数の端末を同時接続しても速度が落ちにくいため、家族全員でも利用できます。家族で快適にインターネットを利用したい場合は、光回線の方がおすすめです。
おすすめのケーブルテレビ局3選
ケーブルテレビは、番組視聴も楽しみたい方におすすめです。とはいえ、ケーブルテレビ局は複数あるため、どこがよいか悩んでしまいます。
ケーブルテレビを快適に利用するためには、自分のライフスタイルや希望に合っていることが重要です。ここでは、おすすめのケーブルテレビ局を3つ紹介します。
料金やプラン内容を確認し、自分に合ったケーブルテレビを選びましょう。
J:COM
サービス名 | J:COM |
特徴 | 4Kの放送も楽しめる |
プラン内容 | ・スマートお得NET 320 ・スマートお得NET 320(+J:COM LINK mini・Netflix) ・スマートお得プラン320(TV+NETコース)+J:COM MOBILE など ※1Gbpsタイプのプランもあり |
通信速度 | 下り:320Mbps、上り:10Mbps ※320Mコースの場合 |
対応エリア | 東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、群馬、大阪、兵庫、和歌山、京都、福岡、山口、熊本、札幌市、仙台市 |
J:COMは、地上波やBS・CSなど、様々なテレビコンテンツを発信しており、4K放送にも対応しています。プランもいくつかあるため、自分に合ったものを見つけられます。
さらに、契約後6ヶ月の割引が受けられるなど、キャンペーンや特典も豊富です。また、申し込みから最短4日で利用開始できる点も嬉しいポイントです。
ITSCOM
サービス名 | ITSCOM |
特徴 | セット割でよりお得に利用できる |
プラン内容 | 【戸建住宅】 ・2ギガコース ・1ギガコース ・300メガコース 【集合住宅】 ・600メガコース ・300メガコース ・30メガコース |
通信速度 | 下り:2Gbps、上り:1Gbps ※2ギガコースの場合 |
対応エリア | 東京、神奈川 |
ITSCOMは、東京都と神奈川県でサービスを提供しているケーブルテレビです。使用量によってプランが選択できるため、ライフスタイルに合ったプランが選べます。
お得パックは、インターネットとテレビだけではなく、電話もセットにできます。よりお得に利用するためには、お得パックがおすすめです。
Baycom
サービス名 | Baycom |
特徴 | テレビとインターネットに加えて、電話のセット割がお得 |
プラン内容 | ・マンション長割160M ・マンション長割120M ・マンション長割30M ※「Baycomつながるパック」「Baycom お得パック」などのパックプランもある。 ※戸建てタイプの場合は光1Gコース・光10Gコースと高速な別タイプの料金プランになる |
通信速度 | 下り:160Mbps、上り:10Mbps ※Baycom NET160の場合 |
対応エリア | 【兵庫県】 尼崎市、伊丹市、西宮市、宝塚市/川西市/神戸市北区の一部 【大阪府】 福島区、西淀川区、港区、大正区、此花区、西区、浪速区、西成区、住之江区、北区/中央区の一部 |
Baycomは、大阪府と兵庫県でサービスを提供しています。プランの種類が豊富なので、希望に合ったものが見つかりやすいです。
さらに、テレビとインターネット、電話のセット割がお得で、利用量に合わせてプランが選択できます。大阪府と兵庫県にお住まいの方には、おすすめのケーブルテレビです。
まとめ
今回は、ケーブルテレビのインターネットについて詳しく解説しました。ケーブルテレビは光回線と違い、番組の視聴も楽しめる点がメリットです。
ケーブルテレビは、光回線に対応していないエリアでも、インターネットが利用できる方法です。また、山間部など電波が届きにくい場所でも、アンテナ不要で利用できます。
テレビの番組視聴とインターネットを楽しみたい方には、ケーブルテレビがおすすめです。
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