カフェのWi-Fiには要注意!情報漏洩などのリスクも
カフェでWi-Fiを利用する際、安全性が気になる方もいるのではないでしょうか。カフェで提供されているからといって、安全に利用できるわけではありません。
本記事では、カフェで提供されているWi-Fiを利用する際の注意点や、安全に利用するためのポイントを解説しています。カフェのWi-Fiでトラブルに巻き込まれないために、注意点などをしっかり確認しておきましょう。
カフェのフリーWi-Fiに接続する際は注意が必要!
カフェなどで提供されているフリーWi-Fiには、さまざまな危険が潜んでいます。フリーWi-Fiに接続したことで、取り返しのつかないトラブルに巻き込まれてしまう可能性もあります。
中には、フリーWi-Fiが危険だと聞いたことある方もいるでしょう。しかし、どのように危険なのかわからないまま、フリーWi-Fiに接続している方も多いです。
そこでここでは、カフェなどで利用できるフリーWi-Fiに接続する危険性について解説しています。
接続できる回数や時間に制限がある
カフェで提供されているWi-Fiには、利用制限が設けられていることがあります。カフェでWi-Fiを使うお客さんが、より快適に利用できるように制限を設けているカフェも多いです。
そのため、カフェのWi-Fiを使用していても、利用制限を超えると接続が切れてしまいます。利用している最中にWi-Fiの接続が切れると、データが保存できずに消えてしまうこともあるため、注意が必要です。
また、利用回数の制限が設けられていると、接続が切れてしまった場合、再接続ができません。カフェのWi-Fiを使用する際は、利用制限がないか確認しておきましょう。
さらに、カフェで提供しているWi-Fiは、1つの回線を共有しています。そのため、Wi-Fiに接続している人数が多いと、速度が落ちやすいです。
混雑する時間帯に、長時間の動画視聴やオンライン会議は避けるなど、マナーを守って使用することも大切です。
スマホやパソコンの情報が盗み見される
カフェによっては、無料でWi-Fiが利用できるフリーWi-Fiを取り入れています。フリーWi-Fiは、誰でも無料で利用できるため、危険性が高いです。
例えば、フリーWi-Fiに接続している端末から、メールの内容や閲覧したWEBサイトの履歴などを盗み見できます。フリーWi-Fiは暗号化がされていないため、簡単に個人情報の盗み見できてしまいます。
カフェ内に悪意のある利用者がいた場合、フリーWi-Fiへ接続したことで、個人情報を抜かれてしまう可能性があります。
パソコンやスマホには、多くの個人情報が入っているため、盗み見されると情報漏洩やSNSアカウントを乗っ取られることも考えられます。
なりすましAPに接続してしまう
なりすましAP(アクセスポイント)とは、カフェで提供している正規Wi-Fiと似たSSIDを設定しているAPです。よく見ないと、正規のAPと勘違いして接続してしまう可能性が高いです。
なりすましAPは、偽APに接続させて、個人情報を盗み見したり、偽サイトへ情報を入力させたりします。メールアカウントの乗っ取りや、クレジットカードの情報を盗み取られるなどの被害が多いです。
Wi-Fiのネットワーク名は、提供側で自由に設定できるので、簡単に偽APが作成できます。カフェでWi-Fiに接続する際、同じAPがいくつもある場合は注意が必要です。
なりすましAPに接続しないためには、カフェで提供しているAPをしっかり確認し、正しいネットワークに接続することが大切です。
カフェのフリーWi-Fiを安全に使用する方法
カフェで利用できるフリーWi-Fiの危険性を解説しましたが、安全に使用する方法もあります。カフェでWi-Fiに接続する場合は、これから紹介するポイントを押さえておきましょう。
ポイントを押さえれば、カフェのフリーWi-Fiでも安全に使用できます。カフェで用意されているフリーWi-Fiを、安全に利用する方法について詳しく解説します。
Wi-Fiの提供元を確認する
カフェなどでWi-Fiに接続する際、設定画面に複数のネットワーク名が表示されます。その中には、先述したなりすましAPも潜んでいます。
そのため、カフェでWi-Fiへ接続する際は、正しいネットワーク名を選択することが重要です。なりすましAPは、正規Wi-Fiと同じネットワーク名を設定していますが、小文字と大文字でも見分けができます。
店内に提供しているWi-Fiのネットワーク名が掲載されていれば、大文字や小文字も含めて、一語一句同じものを選択してください。注意してみないと気づかないものが多いため、接続前に必ず確認が必要です。
また、Wi-Fiの提供元が不明な場合は、接続をしないようにしましょう。
個人情報の入力などを控える
提供元がはっきりしていて、暗号化されているWi-Fiであっても、個人情報の入力などは避けた方がよいでしょう。フリーWi-Fiは、店内にいれば誰でも接続ができるため、個人情報が盗み見されてしまう危険性があります。
また、正規Wi-Fiだと思っていても、なりすましAPに接続している可能性もゼロではありません。カフェのWi-Fiへ接続している間は、クレジットカードの情報や口座番号など、重要な情報は入力しない方が安全です。
個人情報を入力する際は、スマホのテザリング機能を使用するなど、対策をすれば安全に利用できます。特に、会社のパソコンを使用する際は、情報漏洩などのリスクがあるため、必要最低限の利用にとどめておきましょう。
暗号化されているWi-Fiに接続する
カフェなどで提供されているWi-Fiでも、暗号化されていれば安心して利用できます。暗号化されているWi-Fiは、設定画面に表示される際、鍵マークがついています。
暗号化されていれば、Wi-Fiに接続していても、データの解読ができません。また、利用する際にパスワードを入力するため、利用者の認証ができます。
ただし、暗号化されていれば、どのWi-Fiでも安心というわけではありません。Wi-Fiの暗号化にはいくつか種類があり、WEPは初期の規格です。
暗号化規格が古いと、セキュリティのレベルが低く、安全性が高いとは言えません。セキュリティレベルが低い暗号化規格では、簡単に解読されてしまいます。
WEPではなく、WPA3など新しい暗号化規格を利用した方が安全です。
Wi-Fiの自動接続機能をオフにする
多くのスマホやパソコンには、一度接続したWi-Fiに自動接続する機能が備わっています。都度、Wi-Fiを選択する必要がないため、便利な機能ですが、注意が必要です。
過去に安全性の低いWi-Fiに接続していると、同じ場所を訪れたときに自動接続されてしまいます。自動接続によって、気づかないうちになりすましAPや、危険なWi-Fiに接続されるリスクがあります。
スマホやパソコンの使用者が気づかずに接続してしまうため、自動接続機能をオンにしておくことは危険です。利用するたびに手動で接続するのは手間ですが、安全に使用するためには大切な手順です。
Wi-Fiの自動接続機能はオフにして、一度接続したことのあるネットワークを削除しておきましょう。
VPNの利用を検討する
カフェでフリーWi-Fiを利用する際、盗み見やサイバー攻撃を防ぐために、VPNの利用もおすすめです。VPNはネットの接続を暗号化して、安全なトンネルを経由して情報を送信する技術です。
VPNを利用すれば、ユーザーのIPアドレスが非表示になり、位置情報などが追跡されにくくなります。VPNは、スマホやパソコンから無料で利用でき、セキュリティが強化されます。
スマホやパソコンで気軽に利用できるVPNアプリもあるため、使いやすいものを選んでみてください。ただし、VPNは公衆の回線を使用しているので、100%安全とは言い切れません。
また、混雑している時や通信障害が起きているときは使用できない点にも注意が必要です。
ポケットWi-Fiならどこでも安心して利用できる!
自宅や会社の外でWi-Fiを使用したい方には、ポケットWi-Fiの契約もおすすめです。ポケットWi-Fiであれば、外出先でも安全にWi-Fiが利用できます。
カフェで提供しているフリーWi-Fiには、さまざまなリスクがあります。個人情報を扱う場合は、自分で契約をしたポケットWi-Fiの利用が安心です。
ここでは、ポケットWi-Fiを契約するメリットとデメリットについて詳しく解説しています。
ポケットWi-Fiを契約するメリット
ポケットWi-Fiを契約するメリットは、以下のとおりです。
- 工事不要ですぐに利用できる
- 外出先でも安全なWi-Fiに接続できる
- 月額料金が比較的安い
1つずつ解説するため、ポケットWi-Fiの契約を検討している方は参考にしてください。
工事不要ですぐに利用できる
ポケットWi-Fiは、光回線などのような開通工事が不要です。申し込み後、端末が届き次第すぐに利用できます。申し込みから提供までのスピードが早い業者が多く、数日で利用できることが多いです。
また、開通工事が必要ないため、賃貸アパートなど工事ができない住宅でもWi-Fiが利用できるのは大きなメリットです。工事費用もかからないので、初期費用が抑えられます。
すぐにWi-Fiを利用したい方や、賃貸住宅に住んでいる方には、ポケットWi-Fiがおすすめです。
外出先でも安全なWi-Fiに接続できる
ポケットWi-Fiは、端末が持ち運べるので、外出先でもWi-Fiに接続できます。自宅以外でも、端末さえあれば、安全なWi-Fiに接続できる点はポケットWi-Fiのメリットです。
光回線や置き型Wi-Fiのように、自宅で利用するといった制限がありません。山奥や圏外になってしまうような場所でも、Wi-Fiに接続してインターネットが利用できます。
自宅にいるときは、端末を充電して利用ができます。基本的にはどこにいてもWi-Fiに接続できるため、外出先でもWi-Fiを利用したい方におすすめです。
月額料金が比較的安い
光回線や置き型Wi-Fiに比べると、ポケットWi-Fiの月額料金が安く設定されていることが多いです。プランによって異なりますが、光回線は月額4,000円〜5,000円が相場です。
月額料金が安い光回線もありますが、すでに回線が引かれているマンションなど利用条件があります。一方で、ポケットWi-Fiの月額は、2,000円〜4,000円が相場です。
ポケットWi-Fiで、月額料金が5,000円を超えるものは少なく、お手頃価格で利用できます。そのため、通信費用を抑えたい方には、ポケットWi-Fiがおすすめです。
ただし、ポケットWi-Fiでもプランによっては高額になるため、注意してください。
ポケットWi-Fiを契約するデメリット
ポケットWi-Fiを契約するメリットを解説しましたが、もちろんデメリットも存在します。デメリットも踏まえた上で、契約を検討してください。
ポケットWi-Fiを契約するデメリットは、下記のとおりです。
- 通信量が制限されているものが多い
- 通信速度に不満を持つ可能性がある
- 充電がないとWi-Fiに接続できない
1つずつ解説するので、ポケットWi-Fiの契約を検討している方は参考にしてください。
通信量が制限されているものが多い
ポケットWi-Fiの多くは、1ヶ月に利用できる通信量が決まっています。そのため、使いすぎると速度制限がかかってしまうことがあります。
設定されている通信量は、会社やプランによって異なりますが、1日2GB〜7GBが平均です。1GBの通信量では、LINEの音声通話が約40時間、YouTubeの動画視聴が約1.5時間できます。
普段からあまり動画視聴をしない方であれば、ポケットWi-Fiの通信量でも十分です。しかし、高画質の動画をよく視聴する方は、物足りなさを感じるかもしれません。
自身のライフスタイルに合わせて、プランを選択するとよいでしょう。
通信速度に不満を持つ可能性がある
ポケットWi-Fiの通信速度は、光回線に比べると劣ります。光回線はケーブルを使ってインターネットに接続しますが、ポケットWi-Fiは各基地局と無線で通信を行います。
そのため、どうしても通信速度が落ちてしまうのがデメリットです。通信速度は、データのダウンロードや読み込みを行う「下り」と、アップロードなどをする「上り」があります。
ポケットWi-Fiは下りの通信を優先することが多いため、データのアップロードには時間がかかりやすいです。アップデートするデータの容量によっては、かなりの時間がかかる可能性があります。
充電がないとWi-Fiに接続できない
ポケットWi-Fiは、バッテリーを充電して使用するタイプが多いです。持ち運びができるため、充電さえあれば外出先でもWi-Fiが利用できます。
しかし、外出先で充電が切れてしまうと、Wi-Fiに接続できなくなります。そのため、自宅以外の外出先でポケットWi-Fiを使用する場合は、バッテリー残量に注意してください。
外出先でも端末が充電できるよう、モバイルバッテリーを持ち歩くなど対策が必要です。また、バッテリーの過充電が続くと、バッテリーが膨張する可能性があります。
自宅で使う時も、充電したままにせず、適度に放電する必要があります。
おすすめのポケットWi-Fi3選
ポケットWi-Fiは、自宅以外でもWi-Fiを利用したい方におすすめです。とはいえ、ポケットWi-Fiのサービスは複数あるため、どこがよいのか悩んでしまいます。
ポケットWi-Fiを快適に利用するためには、自分に合ったプランやサービスの選択が重要です。そこでここでは、おすすめのポケットWi-Fiを3つ紹介します。
プランの内容や月額料金を見比べて、自分に合ったポケットWi-Fiを契約しましょう。
BIGLOBE WiMAX
サービス名 | BIGLOBE WiMAX |
月額料金 | 4,708円(税込) |
通信量の上限 | 無制限 |
端末費用 | 27,720円(税込) |
最大速度 | 下り最大4.2Gbps |
平均速度 | 72.41Mbps |
契約期間 | なし |
違約金 | 不要 |
BIGLOBEのWiMAXは、通信量の上限が設定されていません。ポケットWi-Fiでは珍しく、オンラインゲームや高画質の動画視聴をよくする方におすすめのサービスです。
端末費用は発生しますが、24ヶ月目まで月額料金の割引(1,155円)が受けられます。契約期間の縛りもないので、不要になった場合はいつでも解約できます。
通信事業として35年以上の実績があり、サポートもしっかりしているので安心です。端末は最短で翌日発送されるため、すぐに利用できます。
UQ WiMAX
サービス名 | UQ WiMAX |
月額料金 | 4,950円(税込) |
通信量の上限 | 無制限 |
端末費用 | 27,720円(税込) |
最大速度 | 下り最大3.9Gbps |
平均速度 | 72.41Mbps |
契約期間 | 2年 |
違約金 | 1,100円(税込) |
UQ WiMAXは、13ヶ月間682円(税込)の割引が受けられます。通常の月額料金は4,950円(税込)ですが、13ヶ月間は4,268円(税込)で使用できます。
また、データ通信量の上限もないため、自宅や外出先で思う存分使用できるでしょう。ポケットWi-Fiの端末は有料ですが、auやUQ mobileのスマホを利用していればセット割引が適用されます。
Netflixが見放題のプランもあるため、映画やドラマを楽しみたい方におすすめのサービスです。
カシモ WiMAX
サービス名 | カシモ WiMAX |
月額料金 | 初月:1,408円(税込) 2ヶ月目以降:4,818円(税込) |
通信量の上限 | 無制限 |
端末費用 | 25,200円(税込) |
最大速度 | 下り最大3.9Gbps |
平均速度 | 72.41Mbps |
契約期間 | なし |
違約金 | なし |
カシモWiMAXは、初月1,408円(税込)と低価格なのが魅力のサービスです。契約期間の縛りもなく、解約する際の違約金も発生しません。
最短で申し込みをした当日または翌日に発送され、端末が届いたらすぐに利用できます。契約者専用のカスタマーサポートダイヤルも用意されているため、不明な点をいつでも相談できて安心です。
自宅に届いて8日間は、契約解除手数料が発生しないので、実際に使って試したい方におすすめです。
まとめ
今回は、カフェで利用するWi-Fiについて詳しく解説しました。カフェで提供されているWi-Fiは、注意して利用しないとトラブルに巻き込まれる可能性があります。
危険なWi-Fiを見分けられれば、リスクを減らせます。しかし、100%安全に使用できるわけではないので、外出先での個人情報の入力は控えた方がよいでしょう。
カフェでも安全にWi-Fiを利用したい方には、ポケットWi-Fiの契約がおすすめです。ポケットWi-Fiであれば、外出先でも安全なWi-Fiに接続できます。
自宅以外でよくWi-Fiを利用する方は、ポケットWi-Fiの契約を検討してみてください。
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