WiFi速度を上げる方法10選!遅い原因と解決策も完全解説!

WiFi基礎知識WiFi

WiFi速度を上げる方法10選!遅い原因と解決策も完全解説!

「最近Wi-Fiの速度が遅くてイライラする…。」
「動画が途切れたり、オンラインゲームがカクカクしたりする…。」

そんな悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか?

この記事では、Wi-Fi速度を劇的に改善する方法を10個ご紹介します。


この記事を読めば、あなたのWi-Fi環境に合った解決策が見つかるはずです。
原因別の対処法や、ルーターの設定、さらには最新のWi-Fi技術まで、わかりやすく解説します。

Wi-Fiのストレスから解放され、快適なインターネットライフを手に入れてください!

WiFi速度を上げる方法10選!

このパートでは、
Wi-Fi速度を改善するための具体的な10個の方法を紹介します。以下がその一覧です。

  • Wi-Fiルーターの再起動とリセット
  • Wi-Fiルーターの設置場所を見直す
  • 接続機器の数を減らす・優先順位を設定
  • Wi-Fiチャンネル変更で混雑回避
  • セキュリティ設定の見直し
  • 周波数帯(2.4GHz/5GHz)を使い分ける
  • Wi-Fi規格の確認・端末買い替え
  • IPv6接続への切り替え
  • メッシュWi-Fi導入
  • Wi-Fi中継器の活用

ここでは1つ1つの詳細を解説します。
あなたのWi-Fi環境に合わせて、最適な方法を試してください。

Wi-Fiルーターの再起動とリセット

ポイント: Wi-Fiルーターを再起動またはリセットすることで、一時的な不具合や設定の誤りを解消し、速度が改善されることがあります。Wi-Fiルーターは、長時間の連続稼働や負荷によってパフォーマンスが低下することがあります。

解決策

  • 「再起動」
    ルーターの電源ボタンを押してオフにし、数分待ってから再度オンにする。
  • 「リセット」
    ルーター本体のリセットボタンを長押しする(機種によって異なる)。
    リセット後は、Wi-FiのSSIDやパスワードなどを再設定する必要があります。

Wi-Fiルーターの設置場所を見直す

ポイント: Wi-Fiルーターの設置場所によって、電波の届きやすさや速度が大きく変わります。Wi-Fiルーターは、電波を発信してインターネットに接続するための機器です。電波は、壁や家具などの障害物に遮られたり、距離が離れるほど弱まってしまいます。そのため、Wi-Fiルーターの設置場所が適切でないと、電波が届きにくくなり、速度が低下する原因となります。

解決策

  • 「家の中心付近に設置する」
    Wi-Fiの電波は、ルーターを中心にして球状に広がるため、
    家の中心付近に設置することで、家全体に電波が届きやすくなります。
  • 「高い位置に設置する」
    Wi-Fiの電波は、上から下に向かって広がる性質があるため、ルーターを高い位置に設置することで、電波がより広範囲に届くようになります。
  • 「障害物を避ける」
    壁や家具などの障害物は、Wi-Fiの電波を弱める原因となります。特に、金属製のものは電波を反射しやすいため、ルーターの近くに置かないようにしましょう。
  • 「電子レンジやコードレス電話などから離す」
    電子レンジやコードレス電話などは、Wi-Fiと同じ2.4GHz帯の電波を使用するため、干渉して速度低下を引き起こす可能性があります。これらの家電製品からルーターを離して設置しましょう。

接続機器の数を減らす・優先順位を設定

ポイント: 接続機器が多いと、Wi-Fiの帯域幅が分割され、1台あたりの通信速度が低下します。Wi-Fiルーターには、同時に接続できる端末数に限りがあります。接続機器が増えるほど、1台あたりの通信速度は低下します。特に、動画視聴やオンラインゲームなど、大容量のデータ通信を行う場合は、速度低下が顕著になります。

解決策

  • 「不要な機器のWi-Fi接続を解除する」
    使用していないスマートフォンやタブレット、パソコンなどは、Wi-Fi接続を解除しましょう。
  • 「接続機器の優先順位を設定する」
    QoS(Quality of Service)機能に対応したWi-Fiルーターを使用している場合は、特定の機器の通信を優先させることができます。例えば、オンラインゲームやビデオ会議など、リアルタイム性が重要な通信を優先させることで、快適な利用が可能になります。

Wi-Fiチャンネル変更で混雑回避

ポイント: 同じチャンネルを使用するWi-Fiルーターが近くにあると、電波干渉が発生し、Wi-Fi速度が低下する可能性があります

Wi-Fiの2.4GHz帯は、13個のチャンネルに分かれています。同じチャンネルを使用するWi-Fiルーターが近くにあると、電波が干渉し合い、速度低下を引き起こす可能性があります。

解決策

  • 「Wi-Fiルーターのチャンネルを変更する」
    Wi-Fiルーターの設定画面から、チャンネルを手動で変更することができます。電波干渉が少ないチャンネルを選ぶことで、Wi-Fi速度を改善できる可能性があります。
  • 「Wi-Fiアナライザーアプリを利用する」
    Wi-Fiアナライザーアプリを使用すると、
    周辺のWi-Fi電波状況を分析し、空いているチャンネルを簡単に探すことができます。

セキュリティ設定の見直し

ポイント古いセキュリティ方式(WEPなど)を使用している場合、セキュリティ上のリスクが高まるだけでなく、Wi-Fi速度が低下する可能性があります。

WEPは、古いセキュリティ方式であり、セキュリティ上の脆弱性が指摘されています。
また、WPA2よりも暗号化処理に時間がかかるため、Wi-Fi速度が低下する可能性があります。

解決策

  • WPA2またはWPA3に切り替える
    WPA2やWPA3は、WEPよりもセキュリティ性が高く、Wi-Fi速度への影響も少ないため、これらのセキュリティ方式に切り替えることをおすすめします。
  • 強力なパスワードを設定する
    推測されにくい、複雑なパスワードを設定することで、セキュリティを強化できます。

周波数帯(2.4GHz/5GHz)を使い分ける

ポイント: 2.4GHz帯と5GHz帯は、それぞれ特徴が異なるため、利用シーンに合わせて使い分けることで、Wi-Fi速度を最適化できます。

2.4GHz帯は、障害物に強く、遠くまで電波が届くというメリットがありますが、電子レンジなどの家電製品との干渉を受けやすいというデメリットがあります。5GHz帯は、2.4GHz帯よりも高速通信が可能ですが、障害物に弱く、電波が届きにくいというデメリットがあります。

解決策

  • 「2.4GHz帯にする」
    壁や障害物が多い環境や、Wi-Fiルーターから離れた場所で使用する場合に適しています。
  • 5GHz帯にする」
    高速通信が必要な場合や、Wi-Fiルーターと端末の間に障害物が少ない場合に適しています。
  • 「デュアルバンドルーターを活用する」デュアルバンドルーターは、2.4GHz帯と5GHz帯の両方に対応しており、利用状況に応じて自動的に最適な周波数帯を選択する機能を備えています。

Wi-Fi規格の確認・端末買い替え

ポイント: 古いWi-Fi規格を使用している場合、最新のWi-Fiルーターや端末の性能を十分に活かせず、速度が低下する可能性があります。

Wi-Fi規格は、IEEE 802.11a/b/g/n/ac/axなど、さまざまな種類があります。新しい規格ほど、高速通信や安定性の向上が期待できます。

解決策

  • 「Wi-Fiルーターと端末のWi-Fi規格を確認し端末の買い替えを検討する」
    Wi-Fiルーターと端末が対応しているWi-Fi規格を確認し、古い規格を使用している場合は、新しい規格に対応した機器に買い替えることを検討してください。

    ただし、新しい規格に対応しているルーターほど高価な傾向にあるので、予算と相談しながら最適なルーターを選んでください。

IPv6接続への切り替え

ポイントIPv6接続に切り替えることで、混雑を回避し、Wi-Fi速度を改善できる可能性があります。

IPv6は、IPv4に代わる新しいIPアドレス体系であり、インターネットの混雑を緩和する効果が期待できます。IPv6に対応したWi-Fiルーターやプロバイダを利用することで、IPv6接続に切り替えることができます。

解決策

  • プロバイダにIPv6接続の可否を確認する」
    契約しているプロバイダがIPv6接続に対応しているか確認してください。
  • 「Wi-Fiルーターの設定を変更する」
    IPv6接続に対応したWi-Fiルーターを使用している場合は、
    設定画面からIPv6接続を有効にすることができます。

メッシュWi-Fi導入

ポイント 家の一部にWi-Fiが届きにくいような場所が発生しやすい広い家などでは、メッシュWi-Fiシステムを導入することで、家全体に安定したWi-Fi環境を構築し、速度を改善できます。

メッシュWi-Fiシステムは、複数のWi-Fiルーターを連携させて、家全体にシームレスなWi-Fi環境を構築するシステムです。従来のWi-Fi中継器とは異なり、各ルーターが互いに通信することで、安定した高速通信を実現できます。

解決策

  • 「メッシュWi-Fiシステムを選ぶ」
    利用環境や予算に合わせて、適切なメッシュWi-Fiシステムを選んでください。
  • 「メッシュWi-Fiシステムを設置する」
    各ルーターを適切な場所に設置し、設定することで、メッシュWi-Fiシステムを構築できます。

Wi-Fi中継器の活用

ポイントWi-Fi中継器を設置することで、Wi-Fiの電波が届きにくい場所でも、Wi-Fiを利用できるようになります。

Wi-Fi中継器はWi-Fiルーターの電波を中継して、より広い範囲にWi-Fiを届けることができる機器です。電波が届きにくい部屋や階が違う場所に設置することで、Wi-Fiの速度を改善できます。

解決策:

  • 「Wi-Fi中継器を選ぶ」
    親機(Wi-Fiルーター)との互換性や、設置場所の環境(コンセントの有無など)を考慮して、適切なWi-Fi中継器を選んでください。
  • 「Wi-Fi中継器を設置する」
    親機と電波が届きにくい場所の中間地点に設置するのが効果的です。
  • 「親機とWi-Fi中継器を接続する」
    WPSボタンや設定画面などから、親機とWi-Fi中継器を接続します。
メッシュWi-FiとWi-Fi中継器の違い

どちらも届きにくい場所にもWi-Fiの電波を届かせるといった意味では似ています。メッシュWi-FiとWi-Fi中継器との違いは以下の点です。

  • メッシュWi-Fi
    • サテライトルーターはメインルーターの分身のような存在。安定性や速度はメインルーターと同等の品質になる。どちらのルーターでも同じネットワーク名(SSID)を使用し、シームレスな接続が可能。
    • 大きな家やオフィス、複数階にわたる建物で、シームレスで安定した接続を必要とする場合に最適。
  • Wi-Fi中継器
    • メインルーターのWi-Fi電波を受信して、再送信する形でWi-Fiを届かせる。接続台数や機器によって速度の低下や遅延が発生する可能性がある。
    • コストを抑えて小規模なエリア(例えば、特定の部屋や一部のエリア)のカバー範囲を広げたい場合に適している。

Wi-Fiが遅い!7つの原因別解決策

このパートでは、
Wi-Fiの速度が遅くなってしまう原因を7つに分類し、具体的な解決策を原因別に詳しく解説します。
以下がWi-Fiが遅い7つの原因です。

  • ルーターの設置場所・障害物・距離
  • 電子レンジなどの家電製品の電波干渉
  • 壁や床の材質
  • 接続機器の多さ
  • Wi-Fiルーターの設定
  • ルーターの故障・寿命
  • 回線・プロバイダの要因

以下でその詳細を解説します。
ご自身の環境で考えられる原因と照らし合わせながら解決策を理解し、実践してください。

ルーターの設置場所・障害物・距離

ポイントWi-Fiの電波は、障害物や距離によって弱まります。

Wi-Fiルーターは、電波を発信してインターネットに接続するための機器です。しかし、電波は壁や家具などの障害物に遮られたり、距離が離れるほど弱まってしまいます。そのため、Wi-Fiルーターの設置場所や障害物の有無、端末との距離がWi-Fi速度に大きく影響します。

解決策

  • 「ルーターの設置場所を見直す」
    Wi-Fiルーターは、家の中心付近で、床から1~2m程度の高さに設置するのが理想的です。障害物の少ない、見通しの良い場所に設置しましょう。
  • 「障害物を減らす」
    Wi-Fiルーターの周囲に、電波を遮るような金属製の家具や家電製品、水槽などを置かないようにしましょう。
  • 「端末との距離を近づける」
    Wi-Fiルーターと使用したい端末の距離が近いほど、電波が強く届き、速度が安定します。

家電製品の電波干渉

ポイント 電子レンジやコードレス電話など、2.4GHz帯の電波を使用する家電製品は、Wi-Fiの電波と干渉し、速度低下を引き起こす可能性があります。

Wi-Fiの2.4GHz帯は、電子レンジやコードレス電話など、さまざまな家電製品でも使用される周波数帯です。これらの家電製品を使用するときにWi-Fiが遅くなる場合は、電波干渉が原因と考えられます。

解決策

  • 「家電製品の使用時間をずらす」
    Wi-Fiを頻繁に利用する時間帯に、
    電子レンジやコードレス電話などの使用を控えることで、電波干渉を軽減できます。
  • 「Wi-Fiルーターと家電製品との物理的な距離を離す」
    ルーターと家電製品の距離を可能な限り離したり、
    ルーターを家電製品よりも高い位置に設置したりすることで、電波干渉を軽減できます。
  • 「Wi-Fiの周波数帯を変更する」
    電子レンジやコードレス電話などは、Wi-Fiと同じ2.4GHz帯の電波を使用するため、干渉してWi-Fiの速度が低下する可能性があります。一方で5GHz帯は、2.4GHz帯よりも家電製品との干渉が少ないため、Wi-Fiルーターが5GHz帯に対応している場合は、5GHz帯に接続します。

壁や床の材質

ポイント: 壁や床の材質によっては、Wi-Fiの電波を通しにくく、速度低下を引き起こす場合があります。

Wi-Fiの電波は、コンクリートや金属などの材質を通過しにくい性質があります。そのため、Wi-Fiルーターと端末の間に、これらの材質の壁や床がある場合、電波が弱まり、速度低下に繋がります。

解決策

  • 「Wi-Fiルーターの設置場所を見直す」
    Wi-Fiルーターと端末の間に、コンクリートや金属などの壁や床がない場所に設置します。
  • 「Wi-Fi中継器を設置する」
    電波が届きにくい場所にWi-Fi中継器を設置することで、Wi-Fiの電波を拡張し、速度を改善できます。
  • 「メッシュWi-Fiシステムを導入する」
    メッシュWi-Fiシステムは、複数のWi-Fiルーターを連携させて、家全体に安定したWi-Fi環境を構築できます。

接続機器の多さ

ポイント複数の端末を同時にWi-Fiに接続すると、通信帯域が分割され、1台あたりの通信速度が低下します。

Wi-Fiルーターには、同時に接続できる端末数に限りがあります。接続機器が増えるほど、1台あたりの通信速度は低下します。特に、動画視聴やオンラインゲームなど、大容量のデータ通信を行う場合は、速度低下が顕著になります。

解決策

  • 「不要な機器のWi-Fi接続を解除する」
    使用していないスマートフォンやタブレット、パソコンなどは、Wi-Fi接続を解除します。
    最近のスマートフォンは5Gなど、Wi-Fi以外にも高速な通信手段があります。
    こまめにWi-Fi接続を解除することで、通信速度の改善が期待できます。
  • 「接続機器の優先順位を設定する」
    QoS(Quality of Service)機能に対応したWi-Fiルーターを使用している場合は、特定の機器の通信を優先できます。
  • 「有線接続に切り替える」
    速度低下が気になる場合は、
    Wi-Fiではなく、LANケーブルで有線接続することで、安定した高速通信を実現できます。

Wi-Fiルーターの設定

ポイントWi-Fiルーターの設定が適切でないと、Wi-Fi速度が低下する可能性があります。

Wi-Fiルーターには、さまざまな設定項目があります。
これらの設定が適切でないと、Wi-Fi速度が低下したり、不安定になったりすることがあります。

解決策

  • 「周波数帯(2.4GHz/5GHz)を使い分ける」
    2.4GHz帯は、障害物に強く、遠くまで電波が届くというメリットがありますが、電子レンジなどの家電製品との干渉を受けやすいというデメリットがあります。5GHz帯は、2.4GHz帯よりも高速通信が可能ですが、障害物に弱く、電波が届きにくいというデメリットがあります。利用環境に合わせて、適切な周波数帯を選びましょう。
  • 「Wi-Fiチャンネルを変更する」
    同じチャンネルを使用するWi-Fiルーターが近くにある場合、電波干渉が発生し、Wi-Fi速度が低下する可能性があります。Wi-Fiルーターのチャンネルを変更することで、電波干渉を軽減できる場合があります。
  • 「セキュリティ設定を見直す」
    古いセキュリティ方式(WEPなど)を使用している場合、セキュリティ上のリスクが高まるだけでなく、Wi-Fi速度が低下する可能性があります。WPA2やWPA3などの新しいセキュリティ方式に切り替えてください。。
  • 「ファームウェアをアップデートする」
    Wi-Fiルーターのファームウェア(制御ソフトウェア)を最新版にアップデートすることで、セキュリティの向上や不具合の修正、新機能の追加などが行われ、Wi-Fi速度が改善される場合があります。

ルーターの故障・寿命

ポイントWi-Fiルーターが故障していたり、寿命が近づいていると、Wi-Fi速度が低下したり、不安定になることがあります。

Wi-Fiルーターは、長期間使用していると、内部の部品が劣化したり、故障したりすることがあります。また、Wi-Fiルーターの寿命は、機種や使用環境によって異なりますが、一般的には3~5年程度と言われています。

解決策

  • 「Wi-Fiルーターを再起動する」
    Wi-Fiルーターの電源を切り、数分待ってから再度電源を入れることで、一時的な不具合が解消される場合があります。
  • 「Wi-Fiルーターを初期化する」
    Wi-Fiルーターの設定を工場出荷時の状態に戻すことで、設定ミスが原因の不具合を解消できる場合があります。
  • 「Wi-Fiルーターを買い替える」
    Wi-Fiルーターが故障している場合や、寿命が近づいている場合は、新しいWi-Fiルーターに買い替えることを検討してください。

回線・プロバイダの要因

ポイント契約している回線速度やプロバイダの混雑状況、時間帯によって、Wi-Fi速度が変動することがあります。

Wi-Fi速度は、契約している回線速度に依存します。光回線であれば、最大1Gbpsや10Gbpsなどの高速通信が可能ですが、ADSLやモバイルWi-Fiなどでは、Wi-Fi速度が制限される場合があります。また、プロバイダの混雑状況や、利用者が多い時間帯(夜間など)は、Wi-Fi速度が低下する傾向にあります。

解決策

  • 「回線速度を確認する」
    契約している回線速度を確認し、必要に応じて速度プランを変更してください。
  • 「プロバイダを変更する」
    プロバイダの混雑状況が気になる場合は、他のプロバイダへの乗り換えを検討してください。
  • 「混雑する時間帯を避ける」
    Wi-Fi速度が遅いと感じる場合は、利用者が多い時間帯を避けて利用してください。

Wi-Fiをもっと速く!3つの根本解決策

このパートでは、
Wi-Fiをもっと速く!3つの根本解決策を紹介します。

Wi-Fi速度を改善する基本的な解決策を一通り試しても、
まだ速度が遅い場合は、以下の3つの根本解決策を取る必要性があるかもしれません。

最新ルーターへ買い替えorレンタルサービスを利用

最新規格のWi-Fi7のMLO(Multi-Link Operation)は、
複数の周波数帯(2.4GHz/5GHz/6GHz)を同時利用することで、
通信速度の向上と安定性の確保を実現する画期的な技術です。

従来のWi-Fi 6では、2.4GHz帯と5GHz帯のどちらか一方の周波数帯しか利用できませんでした。しかし、Wi-Fi 7のMLOでは、これらの周波数帯を同時に利用することで、通信帯域幅が広がり、より多くのデータを高速に送受信できます。

Wi-Fi 7対応端末をお持ちでない場合でも、Wi-Fi 7ルーターに買い替えることで、MLOの恩恵を受けられます。Wi-Fi 7ルーターは、Wi-Fi 6端末とも互換性があり、MLO以外のWi-Fi 7の技術も活用して、Wi-Fi 6端末の通信速度や安定性を向上させられます。

Wi-Fi7対応ルーターは2024年現在、安いものでも2~3万円、高いものでは15万円近くするものもありますが、
ごく一部ですが、レンタルサービスでも利用できるサイトがあるようです。

サイト名 公式サイトURL製品名利用料
レンティオhttps://www.rentio.jptp-link Archer BE805 BE19000
トライバンドWi-Fi 7ルーター
月額7,000円

もし、Wi-Fiの速度や安定性に不満を感じている場合は、
最新のWi-Fi7対応ルーターへの買い替えorレンタルを検討してみてはいかがでしょうか。

根本解決策

  • 「最新ルーターへ買い替えorレンタルサービスを利用」
    Wi-Fi 7ルーターの購入で高速・安定通信を手に入れるか、レンタルサービスで手軽に最新Wi-Fiを体験してみてください。

※Wi-Fi7はルーターだけではなく、パソコンやスマホなどの端末側もWi-Fi7に対応していないとWi-Fi7のメリットは享受できない点は注意しましょう。

光回線速度プランの見直し

Wi-Fi速度は、契約している光回線の速度に大きく影響を受けます。

Wi-Fiルーターがいくら高性能でも、契約している光回線の速度が遅ければ、Wi-Fi速度も遅くなってしまいます。もし、Wi-Fi速度が遅いと感じる場合は、現在契約している光回線の速度プランを見直すべきです。

乗り換えのときには、既存回線の違約金などが発生する場合もありますが、
多くの場合、他社への乗り換えキャンペーンで相殺し、ほぼ乗り換え費用無料にできる可能性があります。

根本解決策

  • 「速度プランを確認する」
    現在契約している光回線の速度プランを確認し、必要に応じてより高速なプランに変更します。
  • 「プロバイダを変更する」
    プロバイダによっては、同じ速度プランでも実際の速度に差が出る場合があります。
    速度に不満がある場合は、他のプロバイダへの乗り換えを検討します。

引っ越す+光回線速度プラン見直し

こちらの方法や労力がかかるうえ、2つ目の内容と重複するところもありますが、
根本解決策としては最も有効な手段です。

なぜなら、光回線の電波が届きにくい地域であることや、賃貸などで導入できる光回線のスピードが限定されている場合は、引っ越し以外にWi-Fi速度を改善する方法がない場合もあるからです。

根本解決策

  • 「引っ越したうえで光回線速度プランを見直す」

    このとき、以下のような一連の流れを踏みことが重要です。
    1. 引っ越し先のエリアで利用可能な光回線サービスを調べる
      →おすすめサイトはこちら。みんなのネット回線速度)
    2. 引っ越し先の建物で利用可能な光回線を調べる
      →各光回線事業者に直接電話で聞くのがおすすめです。
    3. 現在の光回線の解約・移転手続きを確認
      →オンラインor電話大綱が一般的です。
    4. 新しい光回線の契約手続きをする
      →引っ越し先管理会社や光回線事業者と連携を取りながらよく確認して手続きを進めていきます。

速度が速いと口コミが多いおすすめ光回線6選

このパートでは、
速度が速いと口コミが多い光回線を6つ紹介します。

おすすめ光回線6つは以下の通りです。

  • NURO光
  • auひかり
  • ドコモ光
  • enひかりクロス
  • eo光
  • コミュファ光

ここでは、それぞれのおすすめポイントを紹介します。

NURO 光

NURO光
出典:NURO光(https://www.nuro.jp/hikari/)
項目内容
プロバイダ名NURO 光
提供会社ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社
提供エリア北海道・東北・関東・東海・関西・中国・九州
※ただし、ギガ数によって若干異なる。
提供エリアを調べるサイトhttps://www.nuro.jp/hikari/sim/
最大通信速度(下り/上り)2ギガプラン 最大10Gbps/最大10Gbps
10ギガプラン 最大2Gbps、最大1Gbps
月額料金2ギガプラン 5,200円
10ギガプラン 5,700円
※ 表記価格は3年契約の月額基本料金です。
初期費用契約事務手数料:3,300円
基本工事費:44,000円(キャンペーンで実質無料)
キャッシュバック・キャンペーンU29応援割、PlayStation®5特典など

NURO 光は、独自の回線網を使用しているため、安定した高速通信が可能です。また、IPv6に対応しています。さらに、ソフトバンクユーザーなら「おうち割 光セット」が適用され、スマホ料金が毎月割引になります。

現在、U29応援割、PlayStation®5特典など、様々なキャンペーンを実施しています。

auひかり

auひかり
出典:auひかり(https://www.au.com/internet/auhikari_10-5g/)
項目内容
プロバイダ名auひかり
提供会社KDDI株式会社
提供エリア東京、神奈川、埼玉、千葉
※ただし、ギガ数によって若干異なる。
提供エリアを調べるサイトhttps://bb-application.au.kddi.com/auhikari/zipcode
最大通信速度(下り/上り)ホーム1ギガプラン 最大1Gbps/最大1Gbps
ホーム5ギガプラン 最大5Gbps/最大5Gbps
ホーム10ギガプラン 最大10Gbps/最大10Gbps
月額料金ホーム1ギガプラン 6,160円
ホーム5ギガプラン 6,160円
ホーム10ギガプラン 7,018円
※3年単位(自動更新)の場合
初期費用契約事務手数料:3,300円
基本工事費:44,000円(キャンペーンで実質無料)
キャッシュバック・キャンペーン・auスマートバリュー(auスマホ割):月額550円割引
・UQモバイル自宅セット割:月額638~858円割引など

auひかりは、KDDIが提供する光回線サービスで、最大10Gbpsの高速通信が可能です。

auユーザーなら「auスマートバリュー」でスマホ料金がお得になるほか、
auひかりに乗り換えるときに、他社でかかった違約金があれば、
「乗りかえスタートサポート」キャンペーンで最大30,000円までキャッシュバックを受けられます。

ドコモ光

出典:ドコモ光(https://www.docomo.ne.jp/internet/hikari/)
項目内容
プロバイダ名ドコモ光
提供会社NTTドコモ
提供エリア基本的に日本全国どこでも利用可能。
※ただし、ギガ数によって若干異なる。
提供エリアを調べるサイトhttps://www.docomo.ne.jp/faq/detail?faqId=247430
最大通信速度(下り/上り)1GBタイプA:最大1Gbps/最大1Gbps
10GBタイプA・C:最大10Gbps/最大10Gbps
月額料金1GBタイプA:5,720円
10GBタイプA・C:6,380円
※2年定期契約の場合
初期費用契約事務手数料:3,300円
基本工事費:無料(新規申し込み特典で無料)
キャッシュバック・キャンペーン・dカードお支払割月額187円割引
・dポイントプレゼント特典など

ドコモ光は、NTTドコモが提供する光回線サービスで、NTT東西のフレッツ光回線を利用しています。そのため、NTTグループの持つ高い信頼性と広範囲なサービスエリアを活かし、全国どこでも安定した高速通信を利用できます。

ドコモ光は、最大10Gbpsの高速通信に対応しており、動画視聴やオンラインゲームなど、大容量のデータ通信が必要な場合でも快適に利用できます。

enひかりクロス

出典:en光クロス(https://enhikari.jp/cross.html)
項目内容
プロバイダ名enひかりクロス
提供会社株式会社縁人
提供エリア光コラボなので、NTT東日本/西日本同様、
基本的に日本全国どこでも利用可能。
提供エリアを調べるサイトNTT東日本エリア
NTT西日本エリア
最大通信速度(下り/上り)最大10Gbps/最大10Gbps
月額料金10GBファミリータイプ:5,445円
初期費用契約事務手数料:3,300円
基本工事費:16,500円(新規工事費無料キャンペーンで0円)
キャッシュバック・キャンペーン・最大20,000円キャッシュバック
・IPv6対応無線LANルーター80%割引で購入可能など

enひかりクロスは、NTT東日本・西日本が提供する光回線「フレッツ光クロス」の回線を利用した光コラボレーションサービスです。そのため、NTTの持つ信頼性の高いインフラを活用でき、通信速度の速さと安定性を兼ね備えています。

光コラボレーションサービスであるため、NTTが提供するフレッツ光よりも安価な料金設定でありながら、最大10Gbpsの高速通信が可能です。コストパフォーマンスに優れ、オンラインゲームや動画ストリーミングなど、大容量のデータ通信を頻繁に行う方にもおすすめです。

eo光

eo光
出典:eo光(https://eonet.jp/home/guide/)
項目内容
プロバイダ名eo光
提供会社株式会社オプテージ(関西電力系列の会社)
提供エリア大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県、福井県の一部の地域
提供エリアを調べるサイトhttps://eonet.jp/home/service/net/area/
最大通信速度(下り/上り)・戸建てタイプ:最大10Gbps/最大1Gbps
・マンションタイプ:最大1Gbps/最大1Gbps
月額料金10GBコース:6,530円
5ギガコース:5,960円
1ギガコース:5,448円
初期費用契約事務手数料:3,300円
基本工事費:29,700円(キャンペーンで実質無料)
キャッシュバック・キャンペーン【10ギガコース】ネット月額割引、他社からの違約金補填として最大6万円キャッシュバック、無線ルーター12か月無料キャンペーンなど

eo光は、関西電力グループのオプテージが提供する光回線サービスです。
提供エリアは関西2府4県と福井県の一部に限られますが、その速度性能には定評があります。

速度測定サイト「みんなのネット回線速度」の光回線の通信速度ランキングでは、
enクロス光とともに、たびたび上位に名前を連ねています。

まとめ

今回は、
Wi-Fiの速度を上げる10個の方法とWi-Fiが遅くなる原因について解説しました。

Wi-Fiの速度低下には、さまざまな要因が考えられます。
まずは、ご自身のWi-Fi環境で何が原因なのかを特定し、適切な対策を試すことが重要です。

この記事で紹介した方法を試しても改善しない場合は、
光回線事業者そのものを変更する、エリアを変更するのが最も確実な方法です。

快適なWi-Fi環境で、
ストレスフリーなインターネットライフを送るために、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

ここからあなたができる具体的な行動は、
紹介した10個の方法や原因別の解決方法の中からあなたのWi-Fi環境に合った解決策を試し、
それでも改善しない場合、根本解決策を実施することです。

おすすめの関連記事

投稿者プロフィール

tmorooka

WiFi基礎知識WiFi

Posted by tmorooka